この記事の結論 せどり・物販向けの売上管理Excelでは、商品が売れたときの記録を専用フォームから行います。販売サイト・売上金額・手数料・送料を入力し、売れた商品を検索して選ぶだけで、粗利・利益率・入金状況まで自動で計算され、在庫数も自動で減ります。手数料率や送料も登録時に反映されるため、「本当に手元に残る利益」がひと目でわかります。
前回は、すべての出発点となる「仕入登録」を紹介しました。
連載第2回は、せどりで一番うれしい瞬間——商品が 売れたとき の記録、「売上登録」です。
売上の記録は、ただ「いくらで売れたか」を書くだけでは足りません。せどり・物販では、販売手数料や送料が引かれた後の「本当の利益」を把握することが何より大切です。このツールが、そこをどう自動化しているのかを見ていきます。
なぜ売上登録が「利益管理の核心」なのか
せどりで陥りがちなのが、「売れた金額」だけを見て安心してしまうことです。
700円で売れた。でも、そこから販売サイトの手数料が引かれ、送料を負担し、仕入れの原価もかかっている。最終的に手元に残る利益は、売値とはまったく違う金額になります。
この「引かれるもの」をすべて差し引いた後の粗利を、売れるたびに正確に把握できるかどうか。ここがせどりの利益管理の核心です。
このツールの売上登録は、その計算を すべて自動でやる ために作り込みました。
売上登録も、専用フォームから
仕入登録と同じく、売上登録も専用フォームから行います。

入力する項目は、せどりの販売実態に合わせています。
- 販売サイト(メルカリなど、売った場所)
- 入金方法(現金、ポイントなど)
- 売上金額
- 送料
- 販売日
そして、このフォームの賢いところは、販売サイトを選ぶと手数料率が自動で適用される点です。
上の画面では、販売サイトに「メルカリ」を選んだことで手数料率10%が自動でセットされ、売上金額700円に対する手数料70円がその場で表示されています。サイトごとに手数料率を毎回手計算する必要はありません。送料も、よく使う金額をリストから選ぶだけです。
端数処理(切捨など)も選べるので、サイトごとの細かい計算ルールにも対応できます。
売れた商品を選ぶだけで、在庫と連動
売上登録のもう一つのポイントが、仕入れた在庫と連動していることです。
フォーム中央の商品検索で、売れた商品を商品ID・商品名・仕入先から探して選びます。
すると、その商品の在庫数・仕入単価(原価)が自動で呼び出されます。あとは販売数を入力するだけ。
画面下部を見ると、選んだ商品の原価が表示され、販売数に応じた 全体粗利が自動で計算 されているのがわかります。「サンプル / 原価¥200」「全体粗利 ¥250」と、売る前の段階で利益が見えています。
つまり、売値だけでなく 原価まで踏まえた本当の粗利 を、登録の時点で確認できるということです。
登録ボタンひとつで、売上管理表に自動反映
入力が終わったら「登録」ボタンを押します。
登録前の売上管理表は、まだ空の状態です。

ここで先ほどの売上を登録すると——

このように、取引が1行追加され、商品・販売日・販売サイト・売上金額・原価・数量・手数料・送料・粗利・利益率・入金方法まで、すべての項目が自動で埋まります。
注目してほしいのは、表の右上です。「トータル売上」「トータル利益」「未回収金」が自動で集計されています。1件登録するたびに、あなたのビジネス全体の数字がリアルタイムで更新されていくということです。
そして「入金方法」の欄には「ポイント(未収入金)」と記録されています。ポイント払いやサイト内残高など、まだ現金として手元に来ていない売上もきちんと区別して記録されます。これが後の資金繰り把握につながります(このテーマは後の回で詳しく扱います)。
売上登録で、あなたがやることはこれだけ
整理すると、売上登録であなたがやる作業はこれだけです。
- 販売サイトを選ぶ(手数料率は自動)
- 売上金額と送料を入れる
- 売れた商品を検索して選び、販売数を入れる
- 登録ボタンを押す
あとは、手数料の計算も、原価を踏まえた粗利の算出も、在庫数の更新も、全体の集計も、すべてツールが自動でやります。
電卓を叩いて手数料を計算したり、別のシートに売上を転記したり、在庫表を手で書き換えたり——そうした作業は一切いりません。
まとめ:売上は「記録するだけ」で、利益まで見える
第2回は、せどりの利益管理の核心となる売上登録を紹介しました。
ポイントを整理すると、
- 販売サイトを選べば手数料率が自動適用される
- 売れた商品を選ぶだけで、原価を踏まえた粗利が自動計算される
- 登録すると在庫が自動で減り、売上管理表に全項目が反映される
- トータル売上・利益・未回収金まで自動集計される
- ポイント等の未収入金も区別して記録される
「いくらで売れたか」だけでなく「本当にいくら儲かったか」が、売れた瞬間にわかる。これが売上登録で実現したかったことです。
次回・第3回は、「在庫管理」 を紹介します。 仕入れで増え、売上で減っていく在庫が、どう自動で管理されているのか。せどりの資金が「在庫」という形でいくら眠っているのかを見える化する仕組みを解説します。
このツールについて
このExcelは、せどり・物販に特化した売上管理ツールです。 妻のせどりを実際に管理しながら、現場で本当に必要な機能だけを作り込みました。
取引件数が多くても、利益・在庫・資金繰り・帳簿づけまでこれ1つで完結します。
買い切り型で、購入後の改善版も追加料金なしでダウンロードできます。
近日、BOOTHにて公開予定です。最新情報はX(@Warp_Speed8812)でお知らせします。



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